SQについて 2006.02.25

●SQとは?

・SQとは、株式指数先物やオプションなどを期日で決済するための価格。
 Special Quotationの略であり、特別清算指数ともいう。株式先物取引は、3、6、9、12月のそれぞれを限月とする商品が取引されており、株価指数オプション取引は、12ヵ月の各月を限月とする商品が取引されているが、各限月の取引最終日の翌日にSQが算出される。実際のSQ算出日は各限月の第2金曜日となる。
(AllAboutマネー用語集より抜粋)

●SQが相場に与える影響

 先物やオプションは、短期的に上がるか下がるかという投機的な取引を行う投資家もいれば、現物株式などと組み合わせた「裁定取引」を行っている投資家もいます。
また、大量の株式を保有している機関投資家などは現物株式の値下がりをカバーするために先物を売る「ヘッジ取引」を行っています。
そうした取引はすべて期日が来ればいったん手仕舞うことになるため、期日が近づくといろいろな思惑から値段が上下することがあります。
ジェット証券かぶ入門講座よりより抜粋)

用語説明
[裁定取引]
 裁定取引とは、日経平均と日経平均先物の連動性を利用して、2つの価格差が拡大したり収縮したりする値動きのサヤ取りを狙う取引。
 広い意味での裁定取引は、同じ商品が別の市場で異なる価格で取引されているときに、割安な市場で買い、割高な市場で売って、利ざやを稼ぐこと。また、連動性のある2つの商品の値動きの差が拡大したら収縮したりする動きからサヤを稼ぐことも裁定取引という。株式市場で言われる裁定取引とは、日経平均と日経平均先物を対象にした取引。日経平均から日経平均先物の理論価格を算出し、日経平均先物に実際についている価格が理論価格を上回った時には「先物売り、現物買い」、先物価格が理論価格を下回った時には「先物買い、現物売り」という売買を行い、先物価格が理論価格にサヤ寄せした時に反対売買すればその値動き分が利益となる。(AllAboutマネー用語集より抜粋)


●SQの傾向と対策(J_Coffeeの株式投資日記より)

・SQ当日は、値下がりも、値上がりもほとんどない特異日。

・SQ当日は、価格変動があると、その変動を元に戻そうとするバネのような復元力が強く働いているように思える。

・東京エレクトロンは、株価8000円をこえる日経平均225に採用されている値がさ株。しかも、ソニーなどとは異なり、出来高が比較的少ない小型株。
 つまり、少ない資金で日経平均を操作するには、やりやすい株。
 SQは、第二金曜日の日経平均銘柄の寄り付きの値段で算定される。
 したがって、先物やオプションの投資家にとって、東京エレクトロンのSQ当日の寄り付きは、最大の関心事。
 この株のSQ当日の出来高は、100〜300万株と異常に膨らみます。
 私は、この内のかなりの部分が、寄り付きの取引で占めている気がする。
 SQ当日の東京エレクトロンの初値は、前日の終値よりも大きく変動する例が多くなっています。これらの注文は、日経平均を都合よく変動させたいために、無理に出された部分もあると思う。
 したがって、目的終了後は、その日のうちに損害をあまり出さずに、反対売買したいはず。
 これが、SQ当日の株価変動を少なくしようとする強力バネの正体でしょう。
 反対売買のチャンスがなかった場合は、どうなるか?
 SQの翌日まで、ポジションは持ち越され、最後は投げられ(あるいは、踏まされ)ます。あるいは、反対売買が終了すれば、本来の相場の流れが、突然現われるかもしれない。
 これが、SQ翌日に日経平均が一方向に動き易い要因になっていると推定する。


●2006年3月10日(金)SQ前後の動き

□3月8日(水)日経新聞夕刊 明日の勘どころ
・株価指数先物・オプション三月物は、10日に特別清算指数(SQ)の算出を控えた9日が最終売買日となる。同日午後には日銀が政策決定会合で量的緩和を解除するかどうかを決めるだけに、投資家は売買を一段と手控える見通しだ。現物株の商いが細る一方で、日経平均株価は先物主導で荒い値動きが予想される。

・日経平均先物や東証株価指数先物は、三月、六月、九月、十二月と三ヶ月ごとに取引期限を迎える上場商品。原則第二金曜日が清算日で、SQ値は指数を構成する全銘柄の寄り付き値段から算出する。売り方や買い方の持ち高はSQ値で清算(差額決済)され、売買はSQ前日の第二木曜日までとなる。
 通常SQ前は株価の予想変動率(ボラティリティー)が高まる傾向があり、投資家に説明責任がある機関投資家は売買を手控える傾向があるという。中長期の視点で投資する個人投資家も株価指数の乱高下に巻き込まれることを避け、様子見姿勢を強める。
 二月のオプションSQでは前日の九日の東証第一部の売買代金が二兆八千九百億円と、前の週の日経売買代金を約一割下回った。
 現物株の商いが細り気味になる結果、短期の値ざや取りを狙うヘッジファンドなどが先物市場に大口の売りや買いを仕掛けることで、日経平均の値幅は大きくなりやすい。証券会社のディーラーに加えて「短期売買を好む個人による追随売買も株価を一方向に振れやすくする」とみられる。

・SQ前日の商いと前の週との比較
SQ前日 東証第1部売買代金(兆円) 前の週の平均売買代金との比較(%)
2006年2月9日 2.89 90.5
2006年1月12日 3.16 97.5
2005年12月8日 3.17 111.1
2005年11月10日 2.76 86.7
2005年10月13日 2.26 84.4


□2006年 3月10日(金) 11時40分 先物主導で買われ、平均株価は158円高と大幅続伸=東京株式市場・10日前場 株式新聞速報ニュース
 10日前場の東京株式市場では、売り一巡後に上げ基調を強めた。株価指数先物・オプション3月物のSQ(特別清算指数)算出に絡む売りが先行し、平均株価は午前9時4分に1万5982円2銭(前日比54円89銭安)まで下落。その後は先物にまとまった成り行き買いが入ったのをきっかけに上げに転じ、一時227円高まで上伸した。きのうの日銀金融政策会合で量的緩和策の解除を決定、当面のゼロ金利継続で安心感が出た上、為替相場が円安・ドル高にフレていることも市場心理の安定化につながった。輸出関連、内需関連を問わず、幅広く物色された。ただ、週末事情に加え、きょう午後2時の1月機械受注統計や、今晩の2月米雇用統計の発表を控え、手じまい売りの動きもあり、中盤以降は高値もみ合い商状となった。市場では、「イベント超えで安心感もあろうが、むしろSQ値が低い値段で決まり、先高感につながっている。1、2月とSQ値が高く、この水準が上値抵抗となったが、今回は逆のパターン」(東海東京調査センター・矢野正義シニア・マーケットアナリスト)との声が聞かれた。平均株価は前日比158円55銭高の1万6195円46銭と大幅続伸。東証1部の騰落銘柄数は値上がり1120、値下がり474。出来高は16億6432万株(うちSQ分は推定6億8000万株)。売買代金は2兆5907億円(同1兆1000億円)。東京外国為替市場では、1ドル=118円台半ば(前日終値は117円83銭)で取引されている。

□2006年 3月10日(金) 11時52分 【株式・前引け】ゼロ金利継続確認、SQ波乱なく2日続伸 東経投資クラブ
 前日の米国市場で3指標がそろって下げ、寄り付き前の外国証券経由売買動向が950万株の売り越しとなったため、東京市場は日経平均株価、TOPIXとも小安く始まった。一時54円安まで突っ込んだが、切り返して228円高を付けた後はもみ合って、前日比158円55銭高の1万6195円46銭で引けた。TOPIXも13.63ポイント高の1654.64だった。
 続伸となった理由は大きく2つ。1つは量的緩和解除イコール金利引き上げではないと確認されたことだ。2月半ば辺りから市場では、量的緩和が早期に解除され金利が上がるのではないかという観測が流れ始めたが、昨日の発表で不安感が払拭された。もう1つはメジャーSQを乗り切ったこと。週初めではロールオーバーが遅れ気味と言われていたが、量的緩和解除後もゼロ金利政策が継続するという見通しが広がると急速にロールオーバーが進んだ。市場関係者によればSQ値は1万6001円84銭。
 チャート的には三尊天井を形成かと見られていたが「昨日、今日の上昇で明るさが増してきた。経験的に引値がSQ値を上回ると上昇局面に入る。1万6250円辺りが目安でこれを抜けると、昨年来高値である2月6日の1万6747円をうかがう展開もある」(大手証券)。ただ、市場のエネルギーには要注意だ。メジャーSQの関係で東証1部出来高概算、同売買代金とも16億6432万株、2兆5907億円と膨らんでいるが、同条件の12月9日と比べると出来高で6億株、売買代金で4000億円下回っている。

用語説明
[ロールオーバー]
ロールオーバーとは、先物取引等に係る建玉を継続して保有するために、満期が到来する限月取引(直近限月)において、いったん既存の建玉を手仕舞う(反対売買を行う)と同時に、満期が先の限月(期先限月)において、同数量の新規の買建て又は売建てを行う取引。

□2006年 3月11日(土) 日経新聞 SQ値上回ったが・・・
 日経平均先物・オプションの特別清算指数(SQ)算出日の日経平均の終値が、SQ値を上回れば、当面の相場は堅調な展開が続くとの経験則がある。
 「SQ算出日は売買が厚くなるため、上値抵抗線か下値支持線の分岐点になりやすい」ことが背景にある。
 一月と二月は日経平均がSQ値を大きく下回り、相場は調整局面入り。半面、昨年十二月は日経平均がSQ値を上回り、騰勢を強めた。十日の終値(16115円63銭)は三ヶ月ぶりにSQ値(16001円84銭)を上回ったが・・・。


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