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システムトレードにたどり着くまで
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システムトレードにたどり着くまで


● はじめに ●

 私は2000年に大学院を卒業し、東証一部の企業に就職しました。
 最初の1、2年は仕事を覚えることや社会人としての生活に慣れることに必死で毎日の生活に疑問を感じることもありませんでした。
 でも3年目に入ると、仕事も覚えて、気持ち的にも余裕が出てきた頃から、だんだんと自分の現状について疑問を抱くようになってきました。
 世間知らずの極みのような人間の自分は、東証一部の企業に入れば、将来はそれなりの給料をもらえて安泰だなんて甘い考えを持っていました。
 そんな考え方と裏腹に、会社は従来の年功序列から実力主義へと移行していました。
 我が社も例外ではなく、実力主義となり、社員の階級に従って年俸が決められました。
 自分が落胆したのは、この階級ごとに支払われる年俸です。
 もし自分が将来、運良く社長になれたとしても年俸は1200万円でした。
 自分と同学年の巨人の高橋由伸選手は数億円の年俸をもらっているのに、自分は社長になれたとしても、その数十分の一しかもらえないのか・・・

 たしかに、自分の企業はバブル時の不良債権を抱え、これをある企業に肩代わりしてもらい、その企業の子会社になったとはいえ東証一部なわけだし・・・。
 自分は、この事実に非常に失望するとともに危機感を感じました。

 自分はもっとできるはずだ!

 そんな不安や悩みを抱えているときに読んだ本がロバート・キヨサキさんが書いた「金持ち父さん貧乏父さん」でした。
 この本を読んで、自分が抱いた不安や悩みは解決しました。
 やっぱり、このままのサラリーマン人生では、一生お金持ちにはなれない。高橋選手のように億単位のお金を稼ぐことはできない。
 自分の中におぼろげながら億単位のお金を稼ぐためのステップが見えてきました。
 今までためたお金を株式投資で運用して増やして、最終的には不動産投資で不労所得を得ようと考えました。



● それから・・・ ●

 株式投資をするとはいえ、私は今まで全く株式投資などやったことがありませんでした。
 そこで、まずは株式投資の入門書やビデオで株式投資の基礎を勉強を始めました。
 勉強はしてみるものの、いまいちよくわかりません。
 これは実際に株式投資をやってみた方が実感が湧いて身につくと思い、まだ未熟ではあるものの株式投資を始めることにしました。
 そして、Eトレード証券に口座を開設しました。
 手始めに70万円を口座に入金しました。
 入金したところで何の株を買っていいのかさっぱりだったところ、Yahoo!のニュースで新生銀行が新規上場したことを知りました。
 新生銀行は、当時振り込み手数料が無料という素晴らしいサービスをしていて、自分も利用していた銀行なので、ここなら大丈夫だと思って、早速買ってみることにしました。
 早速、注文を出してみるのですが、気配値がどんどん上がっていってなかなか買えませんでした。
 このときは新規上場(IPO)の仕組みなど、まったく知りませんでした。
 今思えば、あのときは初値がまだついていない段階で買えるわけありませんでした。
 結局、初値がついたときは、もう自分の所持金では買えない金額になっていて買えませんでした。
 70万円あれば普通買えるだろうなんて楽観視してたら、買えない。
 もっと投資金額を増やしてからでないと始められないなと思いました。

 それから、しばらくの間、サラリーマン生活が続きました。
 そして、自分に部署の異動の話が来ました。
 ここがチャンスだと思い、上司に退職願を出しました。
 一般的に考えると、株式投資で行けるという感触を得るまではサラリーマンをしていた方がいいと思います。
 でも、自分の性格上、やるとなったら集中してやりたいから、スパッと辞めることにしました。
 辞表提出後、仕事の引継ぎなどで時間がかかりましたが、半年後に退職することができました。
 このとき2004年7月でした。
 私のサラリーマン生活は4年半で幕を閉じました。




● 脱サラ後・・・ ●

 退職後、半年間は失業保険をもらえるので、その間、K−ZONEのTRADING DERBYでバーチャル株式投資をして、さらに勉強しました。
 このバーチャル投資で、もし今後の可能性薄だと感じたら、再就職するのも一つの手だとは考えていました。
 バーチャル投資の結果は、ほぼ±0円でした。
 半年やって1円も稼げていないじゃん・・・
 でも、バーチャルだとリアルのトレードと違って20分遅れてでないと売買結果がわからないので、数分単位でトレードするつもりだった自分は、リアルになれば結果は変わってくるはずと思いました。

 2005年2月。元本200万円で、本格的に株式投資を始めました。
 



● 実際の投資結果は・・・ ●

 2005年度運用成績

2月  −212,000円
3月  +91,500円
4月  −457,000円
5月  −58,000円
6月  +979,000円
7月  +949,000円
8月  +526,000円
9月 −8,127,000円
10月  −18,920円
11月  −553,400円
12月  −494,000円

TOTAL:−7,374,820円

 散々ですね・・・_| ̄|○
 5月ぐらいまでは、最初からうまくいくわけはない、勉強代と思っていました。
 6月ぐらいからようやくプラスになるようになってきました。
 プラスになったとはいえ、このときはボロ株を塩漬けにして、値上がりするまで耐えていたり、たまたまIPOが当たって、その初値が数倍になったりといったラッキーパンチでのプラスでした。
 決して、実力がついたことによるプラスへの転換ではありませんでした。
 しかし、毎月コンスタントに稼げるし、自分行けるんじゃないの?なんて天狗になり始めたのが運の尽きでした。
 これから一気に増やしていこう、と、もうほとんど欲の塊になってました。
 元本も増やして、さらに8月から信用取引を始めました。
 そして、運命の9月。  当時、某掲示板で1000円になるとウワサされていた株がありました。
 この株を信用2階立てで全力買い。
 もう怖いもの無しのバカとしか言いようのない買い方をしていました。
 さて、この株。どうなったかというと・・・
 下がる、下がる、下がる、下がる、まだまだ、下がる・・・
 悪材料が出たわけではありません。
 好材料と取れるIRも出ました。
 そんなこと関係なく、下がる、下がる、下がる、下がる、まだまだ、下がる・・・

 1000円になるはずと信じて疑わなかった自分は奈落の底へと落ちていきました。
 とうとう追証がかかり、数日間ぐらいは何とか払っていましたが、最後はもうどうにもならずに売りました。
 売りましたと言っても、往生際の悪い自分は、追証強制売りの日も、今日こそはあがるはずと、その強制売りを寄り付き前に勝手に取り消してしまったりしました。
 もちろんその日も爆下げしました。
 こうして、たった2日間で700万円が吹っ飛びました。
 このときの精神状態は一生忘れられないんじゃないのかというぐらい追い詰められていてやばかったです。
 もう一度、最初からやり直す気力など残っておらず、売買ノートに「さぁ、死ぬか」と書きました。
 何もやる気が起きないし、どうしたらいいのかわからない状態になりました。
 ちょうどこの夜、テレビで「世界の中心で、愛をさけぶ」を見ました。
 これを見て、単純な自分は、生きたい人がいるのに、生きられる人が死ぬのはダメだと思い、もう一度最初からやり直そうと考え改めました。
 ホントは死ぬなんて勇気なくて、ただ何かきっかけが欲しかっただけだったのだと思います。
 そして、再スタートを切りました。




● 再スタート ●

 再スタートを切りました。
 今度はきちんとトレードルールを作って、しっかりとやろうと決意しました。
 しかし、結果は上記のとおりです。
 何も変わりませんでした。

 結局、ルールを作っても、そのルールを守れなかったのです。
 ロスカットの大切さはイヤというほど実感しました。
 でも実感しただけで、いざとなると損したくない気持ちが強すぎてロスカットできませんでした。
 値動きの遅い株はできましたが、一気に爆下げするような株は、もう思考がストップしてロスカットできなくなってしまいました。
 こんな状態だから、一つの銘柄で大きくやられて、一ヶ月のトータルもそのマイナスがほぼ全てを占める状態になってしまいました。
 ちょうど、この時期は日経平均が1万2000円の壁を突破して、株を買えばバカでも儲かるみたいな報道がされていました。
 自分が投資生活を送っていることを知る友人達から、相当儲かってるんでしょ?みたいなことを聞かれるのがつらかったです。
 しかも、株で儲けた人間は額に汗水垂らさず金儲けをする悪のような風潮もありました。
 儲けているならそういう風潮も素直に受け入れられるのかもしれないけど、自分はもう虫の息みたいな状態だし、、、悔しくて悔しくて仕方ありませんでした。
 俺はバカ以下だな・・・_| ̄|○


 これで、ようやく気づきました。
 投資で成功する方法は、お金を湯水のように捨てていく自分を椅子に縛り付けて何もさせないことだと。
 何もしなければ、稼ぐことはできないが、損することはないと。
 稼ぐ可能性ゼロの自分をこのままやらせたら確実に破産する。
 自分の裁量でやっているうちはもうダメだ・・・
 何か良い方法はないのだろうか・・・




● システムトレードとの出会い ●

 もう自分の裁量でトレードをしてはダメだ。
 自分の損したくないという感情から生まれるロスカットできない状況を変えるのは、このままでは無理だ。

 何か良い方法はないだろうか・・・

 そんなとき、株式投資で数十億円を稼いでいるという神王リョウさんの 「ir投資スクール」に出会いました。
 この「ir投資スクール」で学んでいくうちに、なぜ自分がダメだったのかを再認識し、さらにこの状態から脱するためのいくつかのヒントを得ました。

 そして、自分の結論として、自分のロスカットできない弱い心をシャットアウトするには『システムトレード』しかないと思いました。

 この方法なら、システムの中に自分の裁量を埋め込むこともでき、しかも自分の意思に関係なくロスカットできる。
 再起不能になるような負けはこれでなくなるはずだ、と思いました。
 よし!これからは『システムトレード』をやろう!!

 こうして自分は『システムトレード』をスタートさせました。





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